2009年12月25日金曜日

極寒











ついちょっ前はほんとに寒かったです。
日本でもニュースになったようで、何人かが心配してメールをくれましたが、雑草のように強い私は、いたって元気です。
と言いたいところですが、そのくそ寒い時にクラクフというこちらの有名な観光地に団体で旅行に行きました。こちらの観光は、主に史跡と博物館めぐりになるのですが、今回は、見事に史跡ONLYの観光でした。(特に二日目)  (- 3 -)
その寒いことったら、まぁ  あたりまえですよね、最高気温がマイナス10度くらいなんだから!!
おかげでさすがの私も帰ってきたら、のどが痛くなっていました。
でも、気が張っているというのは大したものですね。何とかひどくならずに乗り越えつつあります。
ご心配なく!!

一度11月の頭に凍った池が、12月の最初くらいまで暖かかったので、すっかりとけていましたが、1日の気温が10度くらいずつ下がって、わずか二日で完全凍結しました。
この国でホームレスを見かけたことがありません。それは、この国が贅沢をしなければ、住宅や食べ物がめちゃくちゃ安いので、そのせいだ、と思っていました。
でも、もう一つ、要因があるのがわかりました。
この国の冬は、家がなかったら、生きていることができません。

生物観察をしてみました。
池凍結1日目  まだ水のところがあります。かもはそのどちらにもいますが、鳩は陸にいます。
凍結二日目(完全凍結) 鳩も池の上を歩いていました。小さい犬も、つるつる滑りながら、池のふちを散歩していました。 人の足跡も氷の上にありました。勇気ある人か、経験豊かなんでしょうね。
ちなみに、公園には2羽鳩が死んでいました。死因はおそらく凍死です。

こんなに寒くても、若い女の子は、ぴったりしたジーンズ(デニム)でブーツにショートコートで街を闊歩しています。下にタイツを履いているのでしょうか。おばさんは興味津々です。
東京の、真冬でも生足にハイソックスの高校生を思い浮かべましたが、彼女たちがここでどんな格好になるのか、連れてきて観察してみたい気もします。

でも、クリスマス前にちょっと寒さが緩みました。
マイナスの気温でも、ひと桁だとそんなに寒くないんです。
つくづく人間の順応力の高さに感心しています。

クリスマス・イブ







雪は降る、あなたは来ない♪



日本でもニュースになった極寒が少し緩み、昨日は雨で道路と池の氷も少し解けました。

イブはさびしい人たちはお呼ばれがあるよ、ということだったのですが、私のホストファミリーは用事があるようで、クリスマス明けにおいで、と声がかかりました。
そんなわけで、クリスマスは一人で過ごすこととなりました。
ちょっとさびしい気もしますが、ずーっと授業やら、観光旅行やらで休みがなかったので、(観光旅行は休みなんですけどね、形としては)逆にちょっとホッとしています。

近くの教会の前に何やら工作ができつつあったので、見に行ってきました。
キリストさまの家と、誕生したといわれる「馬」小屋を再現したものでした。
「馬」って聞いていたけど、中にはどう見ても「駱駝」がいました。
あっちでお生まれになったから、これもありかな? と思ったりもしました。

こちらに来て、もう4ヵ月近くになりました。あっという間ですね。
これからの予定もいろいろあるので、年が明けてからもあっという間かもしれないですね。
今週は暇があるので、ため込んだネタでもうちょっとブログを付け足そうと思っています。
記憶しているだけだと忘れたり、ごちゃごちゃになるので、いい記憶整理になります。

では、皆様、良いクリスマスを。