2010年1月24日日曜日

大使館で新年会




話が前後しますが、先生のコネで、大使館の新年会に招待されて行ってきました。
久し振りに日本食が食べられる、というので、期待に胸と腹をすかせて行ってきました。以前にJICAの隊員ががっついていてヒンシュクを買ったということを聞いていたので、できるだけそおっと、でも一番にバイキングに行きました。
こちらではジャガイモはあるけど、里芋、サツマイモ、ほくほくしたカボチャがありません。もう煮物を見たら、よだれ、いや、涙が出そうなくらいうれしかったですよぅ。
また、ちらし寿司にはトッピング用にイクラが置いてあり、日本にいた時はどおってことのないものなのに、こんなに旨いものがこの世にあったのか!!くらいに感じましたね。
やっぱり海外に出てみると、日本のありがたさがしみじみわかりますし、わたしって日本人なんだなーと、つくづく自分のアイデンティティーを再確認しちゃいますね。
呼ばれていた方は、推定ですが、企業の方が多いようです。大使の最初の挨拶も、「ぜひ撤退しないで、長くいてほしい」みたいなことを言っていましたから。
最後に出たデザートは、本場イタリアの職人が作ったティラミスで、うまいっ!!のひとことでした。もうはいらなーい、と言いながら、皿いっぱいとって食べていましたけど、ああっ食いだめしたい!!って心底思いました。先生に、一皿もらっていってもいいですか?と聞いたら、来年から呼ばれなくなるからやめて、と言われました。
この日はとても充実した1日でした。
あ、学生には、日本語教師のミーティングがあるから、と言って出かけてきましたけど。
写真のきれい衆4人組は、正真正銘の日本語教師ボランティアです。けっして飢えたハイエナではございません。
私たちは、ボランティアで日本文化の紹介もしている、ということで呼んでいただいているそうです。
日本文化、私たちが生きた日本文化そのものですね。化石状態もあり、進化し続けてもいます。

新年の射会







ウッジでお世話になっている先生が弓道をしています。
その先生から、新年の射会があるから見に来ない? とお誘いをいただきまして、行ってきました。
ウッジで弓道をする人は、先生を入れて7,8人、ポーランド全体で40人くらいいるそうです。
どんなふうにしているのか、興味津々です。
気温は最高でマイナス15℃の中、稽古(弓道でもこの言葉をつかうのかしらん?)する人たちは、道着に袴姿です。 足が長いから、みんなちょっと短めです。
いちばん長い人で、8年くらいしているそうです。軽く形の練習をしてから、実際に射ます。やっぱり何年もやっている人は堂々としていました。道具はネットで購入するそうです。たぶん塗と思われるものばかりなので、高かったんではなかろうか、と思います。まぁ、日本の武道をしようとするくらいの人は、比較的裕福なんでしょうけど、頭がすでにポーランド価格に慣れている私にはとても高く思えます。
全部終わってから、ものすごく近距離から一本射させてもらいました。あたって当たり前のような距離でも、当たればうれしいもんですね。
日本を離れてからのほうが着物を着たり、折り紙を折ったり、書道や水墨画までしたり、とうとう弓道までしてしまい、思い切り日本を楽しんでいます。
特に書道や水墨画は日本に帰ってからも続けたいと思っています。でも日本は高いからなぁ。まだ当分こちらにいますから、せいぜい楽しんでおくようにしたいと思います。

2010年1月18日月曜日

ちょっと騒動

大したことではないのですが、今大学教授たちが使うゲストハウスで寝泊まりしています。こちらはとにかく乾燥しているところなので、部屋の湿気について、一度ならずと注意を受けました。洗濯について、日本人と感覚が違うみたいなので、こちらも気にして、あまり頼まないで済むように、と自分でせっせと手洗いしていました。先日、ポーランドのアウトレットみたいな所に連れて行ってもらったところ、脱水機を発見しました。お値段も手ごろだし、手搾りだと型崩れしやすいので、喜び勇んで購入しました。
シャワー室で使ってみると、快適、快適。うれし~ の一言でした。
私って、やっぱり元洗濯屋でした。
でもゲストハウスでの洗濯は、下着位だけ、という状態だったので、こっそり隠していました。
これがあだになったんですねー、 みつかっちゃって、ポーランド語でこれはなにっ?てちょっときつく言われてしまいました。こういうのって、雰囲気で容易に理解できるもんなんですね、とにかくごめんなさい、と謝ってその日は終わりました。翌日、ことが大きくならないうちに手を打った方がいいと思って、英語が通じる秘書さん(あのきれいな人です)の所に行って事情を説明して、悪気はなかったこと、もう使わないから、ということを伝えてくれるように頼みました。そしたら、とっくに全員の耳に入っていて、その件ね、ということでにやにや同情笑いをもらってしまいました。まあ、とにかく、謝ったのが通じて(最初は捨てろ、と言われてたのよ~)、先生にも説明してもらって、校舎の中にある洗濯室に置かせてもらえることになりました。これは私のものなので、自分で勝手に使ってもいいことになりました。(つまり、今までは、洗濯機は担当の人に頼んで操作してもらっていたのです)こうやって、日本のたくましいオバサンは自分の居場所を作り出しております。でも、この話はあくまでも日本語しか通じない人たちだけの内緒話です。みんないい人たちなだけに、こちらが気を使ったつもりだったのだけれど、ちょっとした騒動になってしまいました。あの日本人は何するんだろー、って思われてしまったかも。でも、大手を振って洗濯室に自由に入れるようになったことだけで満足です。結果オーライですね、
最後に、あ、この文型はまだ分からないかも、って考えなくて書けるのはとっても楽チンで~す。もう少しまめに書くようにしましょう!!

2010年1月6日水曜日

大晦日、新年


















皆様、明けましておめでとうございます。
なんて、とっくに新年過ぎてしまいましたが・・・

暮れの30日から二日まで、こちらでお世話になっている先生の所に行ってきました。
ウクライナからのかわいい留学生と一緒に行き、現地で、日本、ウクライナ、ポーランドと、三回年越しを祝いました。ぶっちゃけ、午後四時(これが日本の零時)から、現地時間の零時まで、ホットワインとビールを飲み続けていました。
いやー、久しぶりにたらふく飲んで、食べて、クリスマスの頃に少し寂しい病にかかっていたのが、かなり回復しました。
人間なんて(というか、私?)げんきんなもんだ、というのが感想です。

でも、クリスマスの後の日曜にホストファミリーに呼ばれて食事に行きましたが、私はクリスマスに呼ばれなかったのではなくて、こちらではクリスマスがずーっと続くんですね。だから、私もカードを持って行き、プレゼントをいただきました。日本は25日が過ぎたら、一気に正月バージョンになるけど、こちらはツリーも一月下旬ころまで飾ってあるそうです。文化の違いですね。
ところで、ウクライナはロシア正教なんです。だからクリスマスは、1月6,7日なんです。キリスト教なら何でも12月25日がクリスマスじゃないんですね。うーん、勉強になりました。

ところで、みなさん、日本人は何を信じているの?という質問にどう答えますか。
何人かに聞かれ、その度にいろいろ考えています。こうだ!、と言い切れないけど、自分でそういうことを考えてみるのもいいことですね。