2011年2月21日月曜日

ヨーロッパのスキースクール



去年はオーストリアしか行かなかった。
場所は違ったが、やり方は2か所ともあまり変わらなかった。
今年は、オフピステがとにかくしたくて、イタリアの高い山の近くを選んだ。

今年の最初のサンアントンは、去年と同じだから、深雪がなくても、うまくオフピステを楽しませてくれた。ちょっとワンポイントアドバイスをくれて、なが~い距離を楽しみながら、あちこちにつれて行ってくれる。

今回のモンテローザは、イントラが若かったせいも大きいのだろうけれど、ちょっと今までのスクール感覚とは違っていた。長い距離をずっと滑る、ということは変わらないのだが、オーストリアとは、ちょっと違って思えた。
文字にするのが難しいのだが、スキーが好きなら、どんな状況でも楽しもう、ということと、リスクは全て自分に帰す、ということを覚悟しなければいけないように感じたのだ。
リフトやゴンドラに乗る人のほとんどがフリーライドやテレマークの板でヘルメット、デイパック(つまり雪崩用防具一式)を持っているのだから、まるで八甲田スキー場みたい。
菅平とは違う毛色のスキー場だから、当然かもしれないが。

国によって、ちょっと違いがあるような気がしてきたから、他の国も滑ってみたい。

で、もう一つ、とても大きなことに気がついた。
彼はある意味クレイジーだけど、とにかく、スキーを楽しんでいるのがはっきりわかる。
そうすると、こっちも何だかワクワク楽しくなってくる。

振り返ると、自分が日本でスキーをしていた時、教えることに気が行っていたことも多かったように思う。
よく、親の背中を見て子は育つ、と言うが、スキーでも当てはまるような気がした。
ほんとにスキーを楽しんでいる姿を見て、自分もそれに近づきたいと思い、一生懸命に滑る、真似をする。
その結果、うまくなれたら、こんなにいいことはないように思う。

でも、やっぱり、お願いだから、オンピステからオフピステに突っ込んで入って、そのまま滑るんじゃなくて、ちょっと止まって確認させてよ~
それから、『急斜面でターンしない方がアドレナリンがたくさん出て、おもしろい』なんてけしかけないでくれ~

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また次も!!!


楽しかったスキーも終わり、帰る前にせっかくだから、とちょっと観光しました。
ミラノの町は半日では到底無理ですが、Hさんの下調べのおかげで、メインのものは見ることができました。

でも私が最後に勝手な行動をしてしまったので、みんなに迷惑をかけてしまい、ほんとにごめんなさい。

最後の晩餐で、思いっきり飲んだり食べたりして、とても楽しかったです。

みんな、『針のむしろ』と言っていましたが、次は『剣山の上で正座』になっても、みんなでまた行きましょうね~


タント、タント グラッチェ、 アリベデールチ!!


みんな、今度はドイツ語かイタリア語、おぼえてこいよ~
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食事とスタッフ


毎日、これでもか、これでもか、と言うほどたくさん食べ物が出ます。
サンアントンでは、無理してたけど、完食していたさすがの私もギブアップです。
チーズやハムはとてもおいしいし、朝のクロワッサンもすごくおいしいです。
食いだめできるものなら、したいくらいでしたが、無理は無理。

今回、特によかったのは、宿の人たちです。
みんなやさしくて、親切で、しかも明るくて、楽しい。
イタリア人ばかりじゃなかったけど、とにかくいい人たちばかりで、イタリアが大好きになりました。

スタッフの若い男の子から、かわいい女の子に何というのか聞かれたので、「かわいいね」と声をかけることを教えました。
そしたら、Hさんが、年配の女性には「若いね」って言うと喜ばれるよ、と早速教えていました。
次の日から、彼はHさんを見ると「若いね」と声をかけていました。
これって、日本語の会話の授業で使えそう~、とひらめきました。

IZMばばさま、ありがとう。

フリーライドの大会


私たちが帰る日から、ここでフリーライドの大会があります。
実は、私たちの面倒をずっと見てくれたピエール君も、フリーライド大好きガイだったのです。
子供のころはずっと競技をやっていて、今は山が好きだから、アルペンガイドになる勉強をしているそうです。
日本の山のガイドさんのことはよく知りませんが、ヨーロッパでアルプスのガイドになるのはとても大変で、でも、だから、ガイドの地位は高いようです。因みに、最底でも、3,4ヶ国語はしゃべれないといけません。

4枚目のショットは、去年、そのフリーライドの大会で2位だった女の子のグループに会って、写真をとらさせてもらったものです。
『怖くないの?』と聞いたら、「そういう時も少しあるけど、平気」という返事でした。
バックルをしめる時、半ケツになっているのを見て、やっぱ若い子やなぁ、とうらやましくなりました。
うらやましいのは、半ケツじゃなくて、怖くても突っ込んでいける技量と若さです、念のため。

彼女の名前は、ハ(ン)ナです。お母さんが日本の白馬にスキーに来たこともあると行っていました。
いや~、白馬も有名になりましたね~。
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ちょっと観光



今日はスクールを午前中だけにして、午後は休憩も取らずに山一つ向こうの部落に観光に行きました。
今日は朝から雪で、前も見えない状態だったので、どうなることか、とちょっと心配でしたが、なんとか無事に行って来られました。
ちょっと休憩したカフェで、この地方の食べ物の「ミアッチャ」というものを食べました。皮が固いクレープみたいなもので、中にハムとチーズや、甘いジャムなどを挟んで食べるものです。毎日、朝晩の食事が多いので、昼はほとんど食べなくても平気です。

でも、午前中に新雪に突っ込んだり、コブを滑ったり、暴れまくった挙句、午後は10kmちょっとを一気下りしたので、さすがに、最後は膝がだめになってしまいました。
あと1日、膝が持つことを祈って、今日も早寝の毎日です。

それにしてもみんなよく寝るし、しかも寝つきのいいのにびっくりです。
疲れているのかしら…
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モンテローザ その3



今日はバレンタインデーです。
午前中がっつり滑ってから宿に戻ると、日本人が来ている、と聞いてきた?スキー場の人?がお獅子の人形を持ってきていました。
聞くと、ここは長野と姉妹都市だそうな。
みんなで楽しく歓談しました。
しばしの休憩の後、外に出てみると、バレンタインの風船がストックにつけられていました。
かわいいので、風船をつけたまま、滑ってきました。
一本のリフトが長いので、毎日、たくさん滑っていますが、コースがよく整備されていて、しかも、急斜面の後に中緩斜面が続くので、ちょっと休むことができ、止まらずに長い距離を楽しむことができます。
みんなも、日本と違うロングクルージングを楽しんでいました。
みんなうまくなった気がしていると思います。
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氷河スキー

オフピステ滑りたい! と騒いでいたかいがあって、本格的なオフピステに行ってきました。
リフトとゴンドラを三つ乗り継いで、雪崩用の発信装置の作動状況を確認して、さぁ、出発です。
去年経験したオフピステは、ひたすら深雪でしたが、今回はちょっと違います。
ひたすら、アイスバーンとカタ~いクラストした斜面です。
岩と岩の間の、コブコブでツルツルの急斜面を転んだら死んじゃう、と内心思いながら、滑ったんじゃなくて、ズルズル下へ降りて行きました。(4枚目の写真の谷でーす)
最年長の女性のHさんは、果敢にも、先頭で降りて行きました。やっぱり、年の功ですねぇ。
何とか全員無事に降りて来て、山小屋で一休み。
イントラのピエール君に、これじゃあ怖い、というと、見えても見えなくても、良くても良くなくても、あるがままをすべて楽しむのが山の楽しみだ、と言われました。
ふーん、と思いながら、でもこのカレ、私たちをここへ連れて行って、無事に下ろす自信があったのかしら?と、かなりぎも~ん。Posted by Picasa

2011年2月20日日曜日

モンテローザ その2



みなさんのヨーロッパスキー初日でございます。
宿が標高2300mで、リフトで上がった先は、3000mです。
だから、雲が下になったり、上になったり、いろいろです。でも暖かくて、天気も良くて、最高です。

でも、斜面はアイスバーンでした。いや~ん、硬いよぉ
 ♪ ぎゅーんと踏んでもずれる無駄なエッジング ♪ と、昔の歌を口ずさみながら、滑っておりました。

午後からは、イタリアンガイのレッスンです、ムフフ、楽しみ♡
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モンテローザスキー!!!


去年、あまりにも楽しくて、今年はぜひみんなと滑りたい、と宣伝していたのに4人がのってくれました。
11日の夜にミラノの空港で落ち合って、ホテルで一泊。
今年は、ヨーロッパは暖冬で雪が少ないです。案の定、雪なんか全くない山道をどんどん上がって行きました。
お誘いした私は、内心ヒヤヒヤでした。
雪が全然なかったら、どうしよぉぉぉ…

でも、大丈夫でした ^^;
雪は、タンとありました。
おまけに宿はスキー場の中。

みんなは日本を出でから2日目にやっとゲレンデ到着、明日からのスキーに備えるべく、ワインで乾杯!!
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2011年2月11日金曜日

サンアントンのおまけ チューリッヒ



チューリッヒ空港からサンアントンへ行ったので、帰りの飛行機の時間まで、3時間ぐらい、町を観光しました。

寒くなくて、よかったです。

ここは、スイスなので、ユーロではありません。
それがちょっと厄介でしたが、高すぎて何も買えないので、無駄遣いをしなくてすみました。

それにしても、サンドイッチが一つ700円くらいするのには、ちょっとびっくりです。
おいしかったけど、物価の高さを実感しました。

町で売っている焼き栗がおいしかったです。

チューリッヒの教会は、プロテスタントなんですね。
偶像が全くありません。
ちょっと行ったオーストリアには、カトリック教会がたくさんありますけど、処変われば、宗教も変わるんですね。
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サンアントン 



今年もサンアントンへ行ってきました。

今年は暖冬の影響で、雪が少ないです。
おまけにピカピカのアイスバーン。
初日はどうなる事かと思いましたが、いつものようにスクールに入り、同じグループの人たちと、あちらこちらへ。

オフピステは、今回は駄目だな、とあきらめていましたが、雪崩のレーダーをつけさせられて、かまわずどこへでも。
深雪はなかったけれど、滑りやすいコブや、クラストした斜面を滑れて、とても満足。

ハンネスシュナイダーが住んでいた家がレストランになっていて、そこで食事をしました。
もう、彼に関係のある人がいるわけではないけれど、その当時のスキーなどが置いてあり、ちょっと感激。

それにしても、暖かいです。
まるで春スキーのようです。
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