2011年3月20日日曜日

心から、お見舞い申し上げます

信じられない映像に、なにがどうなったのか、しばらく理解することができませんでした。
でも、日本で起きてしまったことなんだ、と実感し始めたら、何を見ても言葉にならず、涙があふれてしまいました。
本当に、心から、自衛隊の人も、警察の人も、消防の人も、そして、何よりも被災された方々に、がんばってほしい、と思います。

ポーランドには(まわりのヨーロッパ諸国もですが)、地震がありません。
だから、たくさんの人が被害にあって、大変だと理解してくれますが、なんせ、地面が揺れる、ということを経験したことがないのだから、実感がわかない、というのが実情ではないでしょうか。
みんなが地震を体験して、とても大変な思いをしているのに、私は、遠いところで何もできずにいます。
出来ることといえば、このことを日本人として、学生に伝えることだけだと思いました。

わたしは、たまたま日本学科という、日本について勉強する学科にいますから、今回の地震について、学生たちに、写真や新聞記事を紹介して、地震のこと、津波のこと、被災した方たちのことを伝えました。
学生たちは、時折、目に涙を潤ませたりしながらも、目をしっかり見開いて、こちらの話をしっかり聞いてくれました。
原発については、こちらはチェルノブイリが近いので、放射能について、身につまされる思いで聞いているようでした。

普段はJ-Popとか、アニメやドラマにしか関心を示さない子たちが、自分で、阪神淡路のことも調べていたのには、びっくりを通り越して、感動してしまいました。

ある学生から、「日本人はすごい。ポーランド人がこんな目にあったら、泣き叫んだり、怒ってどなったり、店から平気でものを盗るようなことをすると思う。どうして、あんなに落ち着いていられるのか。とにかく、すごい。」と言われました。わたしは、「This is Japanese. I'm proud of Japanese people.And I'm sure we will rebuild our country. Especially young Japaese will do.」と言いました。(まだ日本語ではわかってもらえなかったのが残念でした。)

こちらにいて、たくさんの人から、あなたの家族や知り合いは無事なの?と、声をかけられました。
ええ、おかげさまで、と答えながら、人の心の優しさは、万国共通なんだな、と実感しました。

私の仲間の人は、見ず知らずの人から、50€渡されて、これを日本に送ってほしい、と言われたそうです。

何もできない、遠いところにいますが、普通の生活ができるだけ早く戻ることをずーっと祈っています。

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