2009年9月30日水曜日

違いを感じる その1 車


ワルシャワに着いてすぐにタクシーがベンツやBMWやアウディであることに感激。バスだって、ベンツやボルボなんですよ。やっぱ、ヨーロッパだなぁ、うんうん。
空港からホテルまでタクシーで移動。周りの景色に興味しんしんながらも、景色の飛び方にちょっと違和感が…そおっとメーターを見たら、げー、120キロ出てるやないか!? この道って信号もあるのにー。
翌日、滞在先のウッジ市に到着し、ホストファミリーの車で、家まで帰った。市街ではなく、郊外に住まいがあるので、かなり走る。未舗装に近い凸凹舗装路や石畳の道を80~100キロくらいのスピードで走っていく。昨日のタクシーが暴走族だったわけではないようだ。
後でわかったことだが、ここでは市街地は50~60キロ以内、市街地を出たら(標識が立っている)、80~100キロまでOKなのだ。この道で、このスピードまでOKなら、この私でもスピード違反で捕まることは、まずないだろう。(ちがうことで捕まっちゃったけど…トホホ)
日本人なら、このひどい道では車が壊れないように走ろうとするだろうし、まず第一に道を直すことを考えると思う。
でも、この地の人にはそういう考えは毛頭ないようだ。どういう道だろうが、どの速度で、どんなふうに走っても壊れない車が、良い車、普通の車で、壊れちゃうようなのはダメな車、良くない車ということのようだ。
日本人は壊さないように車に乗るけれども、作るとなったら、故障しない、壊れないように作るから、人気があるのだろう。事実、日本車は中古でもこの地では大人気で、ベンツやアウディなどよりも、ものによっては高くて買えないようだ。ちなみに、私のホストのパパさんは、スバルのフォレスタに乗るのが夢だと言っていて、日本での中古の値段を言ったら、お金払うから、代わりに買ってくれって言うほどでした。
ものすごく個人的な見解だけど、思った事を。
ドイツ車は、ぶつかるのは当たり前、という考えで車を作っていて、ぶつかっても壊れない、怪我しない車づくりが基本コンセプトのように思える。かたや、日本車は、先ずぶつからないように考えて、それでもぶつかっちゃった時は、怪我しないように、というように考えている気がする。まあ、どっちにしても、スピード出してぶつかれば、壊れるし、怪我すると思うけどね。
こちらの平均的な人は、15-6万キロ走っている車を平気で使っているし、社会主義時代のポーランド国産フィアットがいまだに現役で走っている状況だから、日本車はあこがれの的なんだね。
こちらに来て初めて乗った≪国産車≫は日産で、まだ新しそうだったせいもあり、乗り心地が非常に良かった!! やっぱり、日本はすごい!! まだまだ捨てたもんじゃないよ。 
若者よ、海外に出てみると、君たちのお父さんやおじいさんたちがどれだけ頑張ってきたか実感すると思うよ。なんか説教臭くなってきたので、この辺にしときまひょ。

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